インフレ

インフレとは物価が上昇し貨幣価値が下落することです。
正確にはインフレーションといいます。
経済の拡大期に起こる現象で、勤労者所得の上昇が物価上昇に遅れるため、家計は苦しくなるのですが、将来の賃金上昇が期待できるため貯蓄率が下がり消費が拡大します。
おおざっぱに見れば日本は戦後(明治以来といっても良いですが)一貫してインフレーションを続けてきました。
昭和20年と比べると現在の貨幣価値は1000分の1程度です。
1990年代まで経済学の最大の課題はインフレを防止するにはどうすればよいか?ということでした。
戦後初めてのデフレ局面を迎えた1992年頃の段階ではデフレ歓迎論も唱えられましたが、やがて景気の後退とその長期化(失われた10年)が明らかになるにつれて、インフレ時代が懐かしまれるに至っています。
インフレには幾つかの種類があります。
需要インフレは需要が急に増大することで起こります、代表例はオイルショックや列島改造ブームです。
供給インフレ(コストプッシュインフレ)は賃金や原材料価格高騰などで起こるインフレで価格上昇していない部門と価格上昇した部門との格差が問題になります。
資産インフレは海外からの資金の流入や地価上昇による担保力の増大などにより投機的資産運用が増大することから起こります、1980年代後半のバブル経済がこれにあたります。